もうタイトルのままですが
ダントツの1番人気のいるレースは見送りが正解です。
競馬では「1番人気が強そうだから買う」という判断をしがちですが、
オッズ理論ではその1番人気がどれくらい抜けているかが重要になります。
先ほどのオッズ表は、まさに見送り判断の典型例と言える構造でした。
まぁ考えてみればわかるのですが改めてお伝えしたいと思います。
ダントツ1番人気が示すオッズの意味とは
上の表は2025年12月20日(土)中山競馬場第6レースの朝イチオッズ表です。
さてこのオッズですが誰でも気になるのが
1番人気4番ダノンアスコルティの存在ですよね。
4番の単勝オッズは1.5倍、複勝オッズも1.1倍で数字どおりとれば鉄板といえます。
ですがこれこそ実は一番危ない！
つまりこの数字は単に「強そう」という評価ではなく、市場が来る前提で扱っている馬であることを示しています。
要するに能力比較の段階はすでに終わっており、オッズ上では結論がかなり出ている状態です。
高額馬×ルメール×1番人気という過剰な期待
ダノンアスコルティは、
2024年セレクトセール1歳馬セッションにおいて
牝馬史上最高額となる4億円で落札された高額馬です。
さらに鞍上はクリストフ・ルメール騎手。
この条件が揃えば、
オッズが大きく傾くのは自然な流れと言えるでしょう。
実際、レース前のオッズでは
単勝1倍台、複勝1.1倍前後と、
能力以上に「期待先行」で買われた形となっていました。
オッズが示していた「危うさ」
しかし、オッズ理論の視点で見ると、
この時点でいくつかの警戒サインが出ていました。
- 新馬戦という不確定要素の多い条件
- 実績ゼロにもかかわらずダントツの1番人気
- 高額馬・名手という情報人気の集中
これは、
強いから売れているのではなく、理由があって売れているオッズです。
こうしたレースでは、
市場が作り上げた期待値と、
実際の走力との間にズレが生じやすくなります。
ダントツ1番人気レースが「儲からない」理由
このようなオッズ構造では、
どんな馬券を組み立てても期待値は上がりにくくなります。
- 4番が来ても配当は低い
- 4番が飛ぶ可能性に賭けるのは分が悪い
- 相手を広げるほど点数だけが増える
実際、このオッズ表でも
4番絡みの馬券は全体的に配当妙味が薄く、
「当たりそうに見えて、利益が残りにくい」典型的な形でした。
オッズ理論が導く正しい立ち回り方
オッズ理論では、
「どう買うか」よりも
「そのレースに参加すべきかどうか」を重視します。
今回のように、
- ダントツの1番人気が存在
- 複勝が極端に低い
- 他馬とのオッズ差が明確
この条件が揃ったレースは、
無理に勝負する必要がありません。
見送る判断が回収率を安定させる
このオッズ表が示しているのは、
「ここは勝負レースではない」というサインです。
ダントツ1番人気がいるレースを見送ることで、
- 無駄な馬券購入を防げる
- 資金を温存できる
- 次の妙味あるレースに集中できる
結果として、
回収率は自然と安定していきます。
ちなみに結果は
なんと！
ダントツの1番人気の4番ダノンアスコルティは
馬券を買った人なら最悪の4着という結果となりました。
1着は朝イチ12番人気、単勝オッズ72.4倍の7番リュクスパトロールという事で
やはり危険なレースだったというわけです。
でもう一度まとめると
グリグリの1番人気の馬が出走するレースは基本見送りが正解！です。
もし仮に馬券になったとしても
儲けはよほど絞らないと出ませんから。
であればオッズ的にオイシイレースは他にもあるので
買いたい気持ちは抑えて、見るレースに徹してみてくだい。
まとめ
今回はダントツ1番人気がいるレースは見送るべき？オッズ理論で解説
をお伝えいたしました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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